西尾塁の日記

西尾塁オフィシャル日記

映画「梟」〜韓国時代劇〜

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明けまして70日目。

アップリンク京都へ。

予告編を観て気になっていた

韓国時代劇「梟」フクロウを鑑賞。

脚本が秀逸、秀逸、と話題だったので

とても期待していて、勉強の意味も込めて。

 

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ネタバレになるので書けないが、

「ある特殊な設定」だけが必殺技的に

機能していて、展開面の新鮮さを握っていた。

しかし、それさえ無ければ

特に凄いストーリーでもないと感じた。

キャッチコピーでもある

「盲目の男は常闇に何を見たのか」

「あなたはこの闇に何を見るのか」

が開始60分、ちょうど中間地点で

視聴者は見せられてしまうので、

「何が」あったのか、知らされてしまう

ところが残念だった。

なので、最後まで何があったのか楽しみに

しておけない分、サスペンスでもない。

 

メジャー作品時代劇として考えても、

スケール的にはコンパクト。

宮殿内のみの数日間の話なので、

ワンシチュエーション的な雰囲気もある。

セットや宮殿も韓国は常設されているはずなので、

目新しい画もなかった。

 

子役の方は皆さん凄い演技力だった。

どうすればあんなに感情を爆破できるのか。

人種、遺伝子なのか。感動。

 

酷評にはしたくないけど、

やはり予告編が良すぎて

しかも韓国映画賞18冠とか

宣伝材料で期待させられ過ぎると

観る側もハードルが高くなりますね。

 

あと、京都アップリンクさんは

スクリーンの質感があまり良くないですね。

上映時に、仕上げ物より随分

彩度が減少してると感じました。

スピーカーも音圧が薄めで、

柔らかい印象の映画には合うのかもですが、

物足りない。あとは空調の音が大きいので

鑑賞の邪魔をしています。

もう一回、勉強として

この映画を僕の編集室で観て

チェックしたいと思います。

2000円払ったので僕は言いますよ。

 

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何はともあれ、

夜な夜なレイトショーに散歩がてら

楽しみな映画をワクワクしながら

観に行くのはやっぱり最高ですね。

 

楽しんでなければ

こんなに日記書かないし。西尾塁